2025年12月、愛知県の金融機関で元社員が顧客の預金約1500万円を横領したとして、坪井良将容疑者が逮捕されました。
坪井容疑者は、入金手続きを装って端末上のデータを消去する手口を用いていたとみられています。まさか、信頼のおける支店に預けたお金が銀行員によって横領されるとは…怒りと不安でいっぱいになりますよね。
ここでは、坪井容疑者の勤務先や手口、動機の可能性、そして今後の捜査状況などを整理しました。報道からわかる“何が起きたか”を読み解き、不安を抱える読者の皆さんの疑問解決につながれば幸いです。
事件の概要
金融機関に預けるお金というのは、生活資金であれ企業の資金であれ、“絶対に守られるもの”という前提で預けるのが一般的ですよね。
担当者に直接手渡すという行為には「この人なら大丈夫だろう」という信頼が前提にあります。

その信頼が裏切られたことを思うと、被害者の方々が感じたショックや不安は計り知れません。
通常、入金時には複数の内部データが同期される仕組みがあるため、本来であればどこかの段階で“入金未反映”のズレが検知されるはずです。

それが数ヶ月間放置されてしまったという点は、利用者として最も不安を覚えますよね。
犯行手口は?
- 坪井容疑者は、渉外担当として個人・企業の預金を扱う立場にあった。
- 顧客から現金を預かり、その場でタブレット端末を使って入金処理をしたように偽装。サインも受け取っていた。
- しかしその後、タブレット端末を強制終了し、入金記録を消去することで、顧客や銀行側に入金されたように見せかけつつ実際は横領。
事件が発覚した金融機関は?
ただし、報道各社ともに「稲沢市内の支店」とだけ記しており、具体的な支店名は明示されていません。そのため、現時点では“どの支店か”は公表されておらず、支店名を特定することはできませんでした。
事件発覚から逮捕までの期間が長い?
なぜ発覚から1年以上経って逮捕となったのか?
逮捕に至るまでの約1年のタイムラグがある理由については、報道内に直接の説明はありませんでした。
なので今回は以下に実務上の確実なプロセスに基づいた「原因としてあり得る理由」をまとめてみました。金融機関の不祥事でよく見られる公式な手続き・法的プロセスをベースにしています。
逮捕まで時間がかかったと考えられる主な要因
横領事件では、銀行側が警察に被害届を出す前に、次の作業が必ず行われます。
- 過去の取引記録の全件確認
- タブレット端末のログや操作証跡の調査
- 本人が扱っていた顧客口座の洗い直し
- 被害総額の確定
- 不正の全期間を特定
特に今回の事件では 6人・約1500万円 という規模で、複数月にわたる不正があるため、内部調査は長期化しやすい。

実際、銀行の内部監査は「数ヶ月〜1年近く」かかることがあるようです。
金融機関側が被害届を提出した後、警察は次の作業を行います。
- 顧客の証言聴取
- 入金操作の記録・端末操作ログの解析
- 現金の流れ(家計、口座、現金化など)の確認
- 本人への任意聴取を複数回
- 不正行為の回数と金額の最終確定

金融機関の横領事件は、システムログや証拠書類が膨大になるため、捜査に時間がかかるのが一般的のようです。
刑事事件では「着服したお金をどこへ使ったか」の確認が必須です。
- 生活費か
- 借金返済か
- ギャンブルなどか
- 他の犯罪に流れていないか

これらを調べるためには、家計調査・口座調査・資金移動の解析が必要で、非常に時間がかかります。
報道では、逮捕後に「間違いありません」と認めたとされていますが、
- 任意の段階では黙秘していた
- 認否が揺れていた
- 証拠の突合が必要だった

こういった上記のような状況なら、捜査側はさらに慎重になります。
横領事件では、被害者数や被害額が確定しなければ逮捕に踏み切れません。

今回は 6人分の預金 が被害にあっているため、各取引の裏付け確認に長期間が必要だったのかもしれません。
結論として、
「逮捕まで時間がかかった」というより、金融機関の横領事件は元々これだけ時間がかかる類の事件である」
というのが最も正確な表現でしょう。
実際に、
- 内部調査
- 捜査機関の裏付け捜査
- 資金の行方の確認
- 被害者数・金額の確定
これら全てが揃って初めて「逮捕」という段階になります。

今回の 発覚から約1年での逮捕 は、金融機関の横領事件としては珍しくなく、むしろ標準的なスピードだったようです。
動機は? なぜ“安定収入”があっても横領?
とはいえ、次のような可能性が考えられます。
- 預金の移動や現金取扱いの頻度が高く、機会があった
- 警戒や内部チェックの甘さ(タブレット記録の消去など)を本人が認識し、リスクは低いと判断した
- 個人的な金銭トラブルや資金困窮にあった
あくまで推測のため、真相は本人にしか分かりませんが、こういった犯行ができてしまった環境だったことにも疑問を感じますよね。

現在の報道だけでは「安定収入があったのになぜ」という問いに答える材料が不足しており、読者の疑問はむしろここにこそ根強いと感じます。

こうした事件が起こるたび、金融機関の内部チェック体制の重要性と、顧客としての警戒心の両方が改めて問われるべきだと思いまいした。
金融機関の渉外担当とは?
顧客を訪問して預金を受け取る
個人・法人の顧客を定期的に訪問し、
- 預金(入金)
- 定期預金の申し込み
- 公共料金の支払依頼
などの手続きを直接受け付けることがあります。
※今回の事件で坪井容疑者が行っていたのがこの業務と見られています。
新規顧客の開拓
法人・個人事業主を中心に、
- 口座開設
- 事業資金の提案
- 融資相談
などの営業活動を行うことがあります。
融資の提案・返済相談
企業や個人の資金調達の相談を受け、融資の提案や返済スケジュールの確認なども担当します。
金融商品の案内
証券会社と提携する銀行では、
- 投資信託
- 保険
- 個人年金
などの金融商品の提案を行うこともあります。
渉外担当の特徴(銀行内での位置づけ)
- 外部の顧客と直接接する“営業の最前線”
- 店舗内の事務担当よりも顧客の現金や重要書類に触れる機会が多い
- 預金や契約に関して顧客から直接現金を受け取るケースがある
- 一人で業務を行う時間が長いため、管理の難しさがある
- 高い信頼性と倫理性が求められる
今回の事件で重要になるポイント
坪井良将容疑者はこの「渉外担当」を務めており、顧客から直接預かった現金を扱う立場だったため、「入金のフリをして端末データを消去する」という不正が可能になったとされています。
坪井良将容疑者の顔画像は?
※2025年12月2日時点。
新しい情報が入り次第、追記していこうと思います。
坪井良将容疑者の自宅住所は?
ただし、報道では町名までで、それ以上の番地など詳細な住所は公表されていません。
井良将容疑者の勤務先は?
ただし、報道各社とも「支店名」「支店の所在地住所」は明示されておらず、どの支店かは現時点で不明です。
参考までに、報道による「稲沢市内の支店」という表記で該当するものは、以下の1店でした。
坪井良将容疑者のSNSアカウントは?
報道でSNSアカウントについての言及はなく、現時点では確認されていません。
プロフィール
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氏名 |
坪井良将(つぼい よしまさ) |
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年齢 |
32歳 |
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住所 |
愛知県江南市松竹町在住 |
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職業(当時) |
金融機関の渉外担当(元:中京銀行/現:あいち銀行 稲沢市内支店勤務) |
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犯行容疑 |
顧客6人の預金約1500万円を横領(2024年2月〜10月) |
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発覚・逮捕 |
2024年10月 顧客の指摘により発覚 → 2024年11月 懲戒解雇 → 2025年12月1日 逮捕 |
ネットの反応は?
ネット上では以下のような声が上がっていました。
金融機関は就職の際に保証人を立てないといけなかったはず。 親御さんかもしれないが、いい年して周りに迷惑かけて親を泣かせるなんて。 人の金使い込んで免職だと次の仕事が見つかるかどうか… 本当に、後でわかるのだからそんなことして失うモノが盗む金よりも大きすぎることを認識すべき。普通に考えて預けたお金が入ってなかったら気付くしバレるのわかってるのになんでこういうことするのかなぁ?パチンコ店でも防犯カメラついてて他の客のカードを精算したりする人いるけどそれだけ簡単にバレるって、捕まったら仕事失うって、冷静に考えられないほど切羽詰まってるのかな?取り消しはパソコンのように、管理者の認証を必要とするべきだな。 そんな当たり前のセキュリティが出来ていない金融機関にお金は預けたくないな。ばれるのになぜやるのって意見が多いけど ばれるの分かっているけどそこまで追い込まれているんだろう
やはり、金融機関に対する不信感や明らかにされていない坪井容疑者のどうき・心理的状況を突かれた声が多く見受けられました。
今後の捜査は?
報道では、被害の全容や横領された資金の行方、返済の可能性などについては今後の捜査という言及にとどまっています。
利用者としては、今後以下のような点が注目されます。。
- 被害者への返金があるか
- 同様の手口による被害がないか、金融機関側の内部調査の実施
- 金融機関における入金記録の保存やチェック体制の見直し
こうした透明性の確保が、再発防止に必要となるでしょう。
まとめ
今回の事件は、金融機関という「信頼の場」において発生した典型的な横領案件であり、しかもタブレット端末の入金処理を装って記録を消すという、比較的巧妙な手口が使われています。
お金の預け先がいわゆる「銀行」であれば、顧客も安心しがちです。しかしその安心感が、今回のような裏を取られやすさを生んでしまったとも言えます。
この事件を契機に次のような視点を持ってもらえたらと思います。
- 金融機関を「信用前提」にするのではなく、顧客自身も記録を確認する姿勢が必要 — 領収書控えの保存、入金内容の定期チェックなど。
- 金融機関の内部管理・監査体制の強化 — 特に渉外や現金取り扱い窓口に対する管理の徹底。
- 透明性と情報公開の重要性 — 今回のような事件が起きた際、被害の大きさや経緯、再発防止策などを金融機関側が明らかにすること。
また、「なぜ横領に至ったのか?」という根本の“動機”についても、今後の裁判や捜査報道で明らかになる可能性があります。その点も注視し、必要があれば続報に注視して追記していきたいと思います。







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