2025年8月1日(金)~4日(月)にかけて開催される 「下呂温泉まつり」 は、龍神火まつりや湯の華みこしパレード、下呂おどり、そして8月3日(日)の夜に行われる『花火ミュージカル夏公演』など、4日間にわたって繰り広げられる下呂温泉街の夏の一大イベントです。
この記事では、イベント詳細からアクセス方法・駐車場・交通規制から、穴場スポットやお子さま連れ向け設備まで、圧倒的ボリュームで徹底解説!ぜひ最後までお読みいただき、事前の計画立てにお役立てください。
イベント概要
項目 | 内容 |
イベント名 | 下呂温泉まつり |
開催日時 | 2025年8月1日(金)〜8月4日(月) |
開催場所 | 下呂市・下呂温泉街(飛騨川・白鷺橋付近ほか) |
来場者数 | 約40,000~67,000人(昨年度規模参照) 例年約4万1500人程度 |
有料観覧席 | 下呂温泉花火ミュージカル夏公演有料観覧席 ・日時:8月3日(土) 20:00~20:30 ※有料エリア開場時間:18:30~ ・場所:しらさぎ緑地公園(幸田側公園上流側) ・料金::10,000円/1ベンチ |
お問い合わせ先 | 下呂市総合観光案内所 TEL:0576‑25‑4711 下呂市役所 観光商工部 観光課 TEL:0576-24-2222 |
公式サイト | 下呂市公式観光サイト げろたび 岐阜県観光連盟 岐阜の旅ガイド |
周辺マップ | 【下呂温泉街周辺】 |
下呂温泉まつりは、飛騨川を中心に下呂温泉街で開催される夏の恒例イベント。2025年は8月1日(金)〜4日(月)の4日間です。
初日は、地元男性衆による5頭の龍が火花とともに踊る龍神火まつりで幕開け。創設は1970年、下呂に伝わる「椀貸せ淵」の伝説を基にした演出は圧巻です。
2日目は、岐阜県警察官友の会飛騨支部下呂分会50周年記念岐阜県警察音楽隊演奏会に続いて、サンバ隊や創作みこしが練り歩く湯の華みこしパレードが開催されます。
3日目は、駅前から温泉寺までの温泉感謝祭を経て夜には、民踊流し、下呂おどり、約1万発の花火ミュージカル夏公演が催されます。
最終日は、歌塚供養祭と夕方からサマーフェスティバルが行われます。
各日の詳細スケジュール
※以下は2025年7月現在の公式サイト情報に基づいています。
8月1日(金)子どもみこし、吹奏楽演奏会、龍神火まつり
- 午前中 子どもみこし(下呂市街)
アイデアを凝らした子どもみこしが、下呂の街を練り歩く。 - 10:05~ 吹奏楽演奏会(ふれあい広場)
岐阜県立益田清風高校吹奏楽部による演奏。 - 18:45~21:30 龍神火まつり(白鷺橋周辺)
勇壮な地元男性衆に担がれた椀みこしと5頭の龍が、花火や炎の演出の中を乱舞。「椀貸せ淵伝説」に基づく圧巻のファイアーパフォーマンスです。
8月2日(土)湯の華みこしパレード、岐阜県警察官友の会飛騨支部下呂分会50周年記念岐阜県警察音楽隊演奏会
- 13:00~15:00 岐阜県警察官友の会飛騨支部下呂分会50周年記念岐阜県警察音楽隊演奏会(下呂交流会館)
岐阜県警察音楽隊・下呂市民吹奏楽団・県立益田清風高等学校吹奏楽部と市内中学校吹奏楽団による演奏会。 - 17:00~21:30 湯の華みこしパレード(下呂温泉街)
下呂温泉の趣向を凝らしたみこしやサンバ・サポゲイロ、などが連なるにぎやかなパレード。
8月3日(日)下呂温泉花火ミュージカル夏公演、温泉感謝祭、民踊流し・下呂おどり
- 15:25分~17:00 温泉感謝祭【万里集九祭・林羅山祭】(下呂駅~温泉寺)
温泉への感謝と下呂温泉の益々の発展を願う儀式が行われます。 - 19:00ごろ 民踊流し(下呂大橋~白鷺橋)
地元の民謡に合わせて浴衣姿の踊り手が温泉街を流し、観光客と地元住民の踊りの輪が広がります。うちわ・手ぬぐいのサービスなども。 - 20:40ごろ~22:00 下呂おどり(白鷺橋)
下呂温泉街を舞台にした伝統的な盆踊り。誰でも参加でき、浴衣を着て踊るのがおすすめです。 - 20:00~20:30 下呂温泉花火ミュージカル夏公演(下呂大橋上流河川敷)下呂駅より徒歩約3分
※小雨の場合は決行。荒天・河川増水時は延期。延期日:8月23日(土曜日)
コンピューターを駆使した約10,000発の特殊演出花火が音楽のリズムに合わせて夜空を彩る。
8月4日(月)歌塚供養祭、サマーフェスティバルin下呂温泉特別公演
- ※祭事のみ 歌塚供養祭(湯のまち雨情公園)
娘をめとる(妻として迎える)ため、歌比べをして果ててしまった二人の若者の供養祭。 - 18:00~21:00ごろ サマーフェスティバルin下呂温泉 特別講演日(白鷺橋周辺)
下呂温泉街の阿多野谷沿いで開催されるいでゆ夜市。地元特産品など、さまざまな屋台が立ち並びます。→サマーフェスティバルin下呂温泉 公式サイト
(※通常2025年7月19日~2025年8月16日毎週土曜日開催)
見どころは?
龍神火まつり
炎を噴く(ふく)5頭の龍が太鼓とともに練り歩く幻想的な夜のパレード。爆竹や花火の火の粉が舞う中、勇壮な舞が披露されます。
この伝説では、昔、下呂の里で貧しい人々が、冠婚葬祭でお椀が必要な時に、飛騨川の「椀貸せ淵」(水辺のこと)にお願いすると、必要な数だけお椀が貸し出されたと言います。里人は綺麗に洗い、きちんと返礼していましたが、ある時、お椀を持ち逃げした者が現れ、龍神が怒って暴れ回ったという伝説です。
湯の華みこしパレード
「湯の華みこしパレード」は、趣向を凝らした様々なみこしが、サンバ隊などと一緒に温泉街を練り歩きます。
リズムに合わせて思わず体が動き出すような演出で、お祭り気分が一層盛り上がります。
このパレードで登場する「湯の花みこし」は、下呂温泉の温泉街の雰囲気に合わせて、ユニークなデザインや装飾が施されています。創作みこしの躍動に、沿道からの声援と一体感が楽しめます。
温泉感謝祭
地元住民が温泉の恵みに感謝を捧げるお祭りの一部です。
恒例の「参進行列」では、芸妓や旅館関係者らが下呂温泉にゆかりのある人物などの衣装をまとい、神輿(みこし)や山車(だい)、踊りなどで下呂温泉街練り歩きます。
温泉発見の伝説にちなんだ『白鷺(シラサギ)』という鳥の姿や、「日本3名泉」の一つとして下呂温泉を紹介した『江戸時代の儒学者・林羅山』、『室町時代の詩僧・万里集九』などに扮して温泉街練り歩いたのち、温泉寺の本尊に”いで湯(温泉)”を奉納するなどして感謝の儀式を行います。
この催しは、地域住民や観光客が一体となって盛り上がり、温泉地の活気を高めます。下呂温泉での旅のスピリチュアルな体験としても思い出に残ることでしょう。
花火ミュージカル夏公演
メインイベントの一つで、音楽とシンクロする花火のライブショーです。全国でも珍しく、下呂だけの独創な演出が味わえます。約1万発の花火が音楽に合わせて打ち上げられ、壮大な音と光の演出が楽しめます。
クラシック音楽や話題の曲など、様々な音楽に合わせて花火が打ち上げられ、まるで花火が踊っているように見えるそう。コンピューターを駆使した、特殊演出で展開されます。
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サマーフェスティバルin下呂温泉
夜の温泉街へのんびり散策に出かけ、街の風情と美味しいグルメを堪能するのにぴったりの催しです。
アクセス方法
電車の場合
- JR高山本線「下呂駅」下車、徒歩5分。
- 「名古屋駅」から『高山行・特急ワイドビューひだ』で約90~120分‣「下呂駅」下車、徒歩5分。
車の場合
- 中央自動車道「中津川IC」から国道257号線経由で約80分。
- 東海北陸道「郡上八幡IC」から約60分。
バスの場合
「名古屋駅」から『高速バス・下呂温泉行き』で約2時間30分‣「下呂駅前」下車。
交通規制
※最新の情報が公開され次第、随時追記していきます。
- 上記チラシは2023年度の実施例です。
- 例年通りの場合、8月1日〜4日の毎日、各区間、一部エリアで車両通行止め。
- 花火大会当日の8月3日は特に混雑が予想され、車両進入禁止エリアが拡大される可能性あり。最新情報は下呂市公式サイトでご確認をお願いいたします。
周辺の駐車場
下呂温泉公共駐車場(約200台)
下呂交流会館駐車場(約150台)
臨時駐車場(まつり期間中に開設)
※混雑が予想されるため、朝からの利用が推奨されます。
周辺の宿泊施設
下呂観光ホテル本館/水明館/湯之島館/小川屋 など
人気温泉宿が徒歩圏内に多数。夏祭りに合わせて予約は早めに。
家族連れ向けの和室プランやカップル向けの露天付き客室も充実。
出店・屋台・キッチンカーなどの情報
飛騨牛串焼き、五平餅、朴葉寿司、鮎の塩焼きなど、地元名物グルメが並びます。
子ども向けのスーパーボールすくいや金魚すくいも。花火会場周辺にキッチンカーが出店予定。
※2024年度参考。
お手洗い、ベビーコーナー、休憩所など
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公衆トイレ:会場周辺に複数設置。
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ベビールーム:下呂交流会館に授乳・オムツ替え設備あり。
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休憩所:観光案内所近くにベンチスペース。夏の日差し対策にも便利。
必見!穴場スポット
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白鷺橋上流の河川敷:比較的人が少なく、花火鑑賞に最適。
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下呂大橋付近の高台:花火と温泉街全体を見渡せるビュースポット。
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温泉寺境内:ライトアップされた境内から見る夜のまつり風景は幻想的。
まとめ
下呂温泉まつりは、温泉街の風情と迫力のある演出が融合した、他では味わえない夏の祭典です。毎日異なるイベントが用意されており、どの日に訪れても新しい感動が待っています。
特に龍神火まつりや花火ミュージカルは毎年盛大さを物語っており、一見の価値があるでしょう。小さなお子さま連れでも安心できる設備とアクセスの良さも魅力のひとつです。
日常を離れて、日本の夏の原風景を体験できるこのお祭りは、家族旅行にもカップル旅にもぴったり。今年はぜひ浴衣を着て、癒しと感動が詰まった下呂の夏に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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