2025年8月18日(月・祝)に開催される岐阜市・大龍寺の「灯篭まつり」は、本尊開帳(ほんぞんかいちょう)に合わせて催される伝統行事です。幻想的に灯る境内、約500本の祈願ローソク、盆踊りや地元屋台の賑わいは今年も見逃せません。歴史ある「だるま観音」にまつわる縁結びエピソードも必見です。
この記事では、イベント内容の他にも、見どころ・アクセス方法・駐車場・周辺宿泊施設・穴場スポットなど、初めて訪れる方でも安心して参加できる情報をまとめています。ぜひ、事前の計画にお役立てください。
イベント概要
イベント名 | 大龍寺 灯篭まつり |
開催日時 | 2025年8月18日(月・祝)18:00~21:00 |
開催場所 | 大龍寺(岐阜県岐阜市粟野2339) |
例年の来場者数 | 岐阜市内外から数百~千人規模の参拝者 |
入場料 | 無料 |
お問い合わせ | TEL:058‑237‑3837(大龍寺) |
公式サイト | 大龍寺公式ページ |
周辺マップ | 【大龍寺】 |
※随時情報の追記をしていますが、正確な情報は公式サイトやお問合せ先でご確認ください。
大龍寺 灯篭まつりとは?
毎年8月18日、本尊「腹帯子安観音」の縁日にあわせて開催される大龍寺 灯篭まつりは、午後7時頃より奉納された灯篭や、約500本の祈願ローソクに火が灯され、境内一帯が幽玄(※1)な光に包まれます。
※1)奥深く、はかり知れないこと。趣が深く、味わいが尽きないこと。言葉では表現しきれない、神秘的なこと。
元々は参拝者が手作りした灯篭を奉納する形式でしたが、現在では専用の祈願ローソクを用いて願掛けをするスタイルに変更されました。
ご本尊である腹帯子安観世音菩薩のご縁日であり、参道にはたくさんの露店が並び毎年大いに盛り上がりをみせています。
境内までのぼると、「ご縁を結ぶ灯火(ろうそく)」が。大切な人と火を分け合うと、”ご縁が結ばれる”と言われています。
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本堂前には「縁結びろうそく」を分け合って火を繋ぐと「想いが通じる」とされるロマンチックな伝説も。幻想的な宵だるま観音・縁結び・安産祈願の灯りはまさに神秘的で心癒されるひとときを過ごすことでしょう。境内では地元の盆踊りや屋台も開催され、子供から大人、ファミリーやカップルまで楽しめる夏の宵の行事になっています。
当日の詳細スケジュール
時間帯 | 内容 |
---|---|
18:00〜 | 境内開門・ローソク販売開始 |
18:00〜21:00 | 境内・参道の屋台開店 |
19:00〜19:15ごろ | 檀家・スタッフによる点火開始 |
19:15〜21:00 | 参拝者による点火・手を合わせる祈りの時間帯 |
19:30〜21:00 | 盆踊り(櫓のまわりで地元歌「かわさき」「春駒」) |
※雨天決行ですが、豪雨の場合は点火・踊りが中止となる場合があります。
アクセス方法
電車+バスの場合
- 「JR岐阜駅(12番バス乗場)」または「名鉄岐阜駅(4番バス乗場)」
- 岐阜バス「高富方面」に約30~35分乗車で「高富大龍寺前」下車・徒歩約2~3分
車の場合
東海環状道「山県IC」より国道256号を経由し車で約10分。
※当日は境内駐車場が使用不可のため、周辺駐車場の事前確認が必要。
その他
バイクや自転車の駐輪スペースあり。国道沿いから山門までスムーズにアクセスできます。
交通規制
- 境内・門前道路:祭り開催中(18:00~21:00)は車両進入禁止。交通整理員配置。
- 国道256号周辺:混雑時に左折制限や一方通行が実施される場合あり。
※随時新しい情報を追記していきますが、詳細は当日案内板または警備員の案内をご確認ください。
周辺の駐車場
駐車場名(場所) | 収容台数 | 利用可能時間 | 料金(最大) | 徒歩所要時間 |
---|---|---|---|---|
大龍寺 境内駐車場(敷地内) | 普通車 約100台/大型車 約10台 | 通常参拝時利用可 | 無料(ただし灯籠まつり等行事時は閉鎖) | 境内すぐ |
粟野東5‑219付近駐車場(特P予約可) | 1台 | 朝9:00~12:00 | ¥300(3時間) | 約11~16分(約830~840m) |
関駅西口駅前広場駐車場(関市中心部) | 約171台 | 24時間営業 | 無料(3時間以内)、超過後1日最大¥200程度 | 約1.4km/徒歩約20分 |
タイムズのB ビレッジハウス関駐車場 | 不明(小規模) | 不明(予約制) | 約¥300/日 | 約1.1km/徒歩約14分 |
PARKING PAY 若宮町パーキング1 | 3台 | 24時間営業 | ¥100/時・24h最大¥400 | 約1.3km/徒歩約16分 |
PARKING PAY 若宮町パーキング2 | 1台 | 24時間営業 | ¥100/時・24h最大¥400 | 約1.3km/徒歩約16分 |

イベント時には大龍寺境内駐車場が使用不可となるため、公共交通機関または周辺駐車場の利用を推奨します。民間駐車場は数台規模のため、早めの確保が望ましいでしょう。無断駐車は厳禁です。
出店・屋台はある?
賑わいをみせる路面屋台の様子
-
かき氷・焼きそば・たこ焼き・ビール・ソフトドリンクなど定番屋台が10~20店舗。
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特製「ミニだるまストラップ」や地元農産物の販売など、郷土色あふれる出店も。
見どころは?
祈願ローソク500本以上の灯り
幽玄の光景はまさに息をのむ美しさ。
縁結び伝説
「火種を分け合うと想いが通じる」というロマンチックな習わしがあります。
だるま観音の歴史ある祈り
ご本尊は胎児安泰祈願の観音様で、500年以上もの歴史を誇るご利益スポットです。
盆踊りと屋台
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地元舞台で踊られる伝統歌にのせて、子どもや親子で盛り上がる光景も魅力的です♪
また、多くのグルメ屋台が軒を貫き、例年たくさんの人で賑わいをみせています。
フォトジェニックな参道
ローソクの炎が浮かび上がる参道は幻想的で、無料で記念撮影OK。
周辺の宿泊施設
長良川温泉 6km圏内。和風旅館・ビジネスホテルあり(徒歩車で15分)。
岐阜駅周辺:ビジネスホテルチェーン多数、祭終了後も簡単にアクセス可。
金華山エリア:散策も楽しめ、祭後の観光プランとして◎
お手洗い・ベビーコーナー・休憩所
- トイレ:境内外に男女別仮設トイレあり(5~6基)。清掃管理されており比較的清潔。
- 授乳室・おむつ替えスペース:本堂内に簡易スペースあり(衣装部屋を使用)。混雑時は順番待ちが発生。
- 休憩所:本堂前にベンチ多数設置、脇の屋根付きスペースも利用可。水分補給は屋台で可。
必見!穴場スポット
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本堂横の縁結びろうそく台:ローソクを分け合える伝統スポット。
裏庭の庭園入口:照明少なめで、ろうそくの光が際立つフォトスポット。
境内入口上部の石段:高さを活かし多くのローソクが一望でき、構図豊かな撮影に適しています。
まとめ
毎年8月18日に行われる大龍寺の灯篭まつりは、歴史と現代が織りなす「光と祈り」の夜祭です。500年超の歴史を持つ縁結び・安産祈願の観音様の前で、ろうそくに願いを込める時間は非日常の感動が味わえます。縁結び伝説やだるま観音のエピソードは、誰かと過ごす時間をもっと大切にさせてくれるでしょう。
お子さん連れやカップル、友人グループまで、世代と背景を超えて魅了するこの祭り。アクセス・駐車・宿泊・穴場スポットまで網羅した完全ガイドで、今年の「灯篭まつり」を準備万端に。炎の揺らめきに包まれ、心に残る“縁”と“祈り”の夜を、ぜひ体験してみてください。

岐阜の夏の風物詩を特別な灯火と時間で綴る、素敵な夜になりますように。
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